「起立性調節障害」とは、立ちくらみや失神、朝起き不良、倦怠感、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経機能不全の一つで、英語でorthostatic dysregulationから“OD”(オーディー)といった方が分かりやすいかもしれません。
中学生の約10%にODがあり、女の子の方が男の子よりも1.5〜2.0倍と多いです。
また、不登校の約3〜4割にODを併存しています。
最近、新型コロナウイルス感染症の影響による外出自粛と運動不足によってODの症状が悪化している子どもが増えています。
適度な運動やできるだけ身体を動かすようにしましょう。
また、ODは不規則な生活や睡眠不足によって症状が悪化したり遷延したりしますので気をつけましょう。
症状が改善しない場合は、相談してください。